2007年12月12日水曜日

カミラ英皇太子夫人、割れなかったボトルの『のろい』から免れることはできるか?

2007年12月10日、英国南部サンサンプトン(Southampton)で行われたキュナード(Cunard)社の新豪華客船「クイーン・ビクトリア(Queen Victoria)」号の命名式に出席するカミラ(Camilla)英皇太子夫人(左)。(c)AFP/WPA/Kirsty Wigglesworth

【12月12日 AFP】迷信深い人や船乗りにとって、それは悪い兆しだ。英国南部サウサンプトン(Southampton)で10日、キュナード(Cunard)社の新豪華客船「クイーン・ビクトリア(Queen Victoria)」号の命名式が行われたが、命名したカミラ(Camilla)英皇太子夫人は、シャンパンの瓶を割ることができなったのだ。 観客が旗を振って見守る中、カミラ皇太子夫人は英王室御用達のシャンパン、ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)の瓶が振り子式に船側へぶつかって割れる仕組みになっている装置のスイッチを押した。だが、何も起こらなかった。 ボトルはようやく船に向かって放たれたが、割れずに跳ね返っただけ。2本目のボトルが手で船側に投げつけられる結果となった。 英メディアは同日、今回の出来事をこれまでにシャンパンの瓶が割れなかった例と比較。その結果、カミラ皇太子夫人に災難が降りかからないことを願った。 2000年、アン王女(Princess Anne)が「オーロラ(Aurora)」号の命名式を行った際も瓶が割れなかったが、同船は処女航海で故障。また、2003年にはウィルス感染で乗客が病気になり、さらに2005年にはエンジントラブルが発生した。 カミラ皇太子夫人の命名式出席については、すでに不満の声が上がっていた。英国では、「国王」の名を冠した船舶の進水式および命名式は、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が執り行うのがしきたりだ。 英紙タイムズ(The Times)は、「皇太子夫人は、クイーン・ビクトリア号が割れなかったボトルの『のろい』を払いのけてくれるよう望んでいるに違いない」と報じている。 クイーン・ビクトリアは12日に初航海へ発つ。(c)AFP

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